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道内鉄道レールのメッカ



 鉄道の中枢だった岩見沢だけに、鉄道関連のものが残されていますが、中でも鉄道レールは格別。明治時代には国産が可能だった蒸気機関車に比べ、レールは輸入に頼っていた日本。そんな事情ゆえに、外国製レールがたくさん残されています。道内有数規模です。

 道内古レールランキングによると、岩見沢駅構内で発見されたものが多くランクインしています。道内ランク1位は岩見沢駅構内で発見された1876年製造のアメリカ・ベスレヘム社製(BI,CO)、アメリカ・エドガートムソン社製(E.THOMSON)、同3位は1881年製造のイギリス・ウイルソンカメル社製(WILLSON&CAMMELL)、アメリカ・ユニオン社製(UI&SCo)。


「ドイツクルップ社1890年製造(KRUPP.GERMANY.1890.H.T.T.)北海道炭鉱鉄道札幌~幌内間」

道内古レールランキング(岩見沢駅構内発見分)
1位 1876年製造 アメリカ・ベスレヘム社製(BI,CO)
1位 1876年製造 アメリカ・エドガートムソン社製(E.THOMSON)
3位 1881年製造 イギリス・ウイルソンカメル社製(WILLSON&CAMMELL)
3位 1881年製造 アメリカ・ユニオン社製(UI&SCo)
7位 1886年製造 イギリス・モスベー社製(MOSSBAY)
9位 1887年製造 アメリカ・トロイ社製(TOROY,S,ICo)
9位 1887年製造 アメリカ・スクラントン社製(SCRANTON)
25位 1908年製造 イギリス・ドーマン・ロング社製(DLC)

 それらのレールは後に一部、建築材料に転用されたものがあります。ホームの支柱に使われたり、跨線橋やレールセンターに残されています。特にレールセンターの屋根補強材として活用されている外国製レールの中には、終戦後の鉄不足時代に輸入したアメリカ製などの輸入レールが含まれています。

 輸入レールに刻印された記号は、経営者をも明らかにしています。「HTR」「HTT」と記されているものは、開拓使そして後に移された北海道炭礦鉄道会社(北炭)時代に発注されたものです。一方、「工」(工部省の略称)「IRJ」(日本帝国鉄道)という刻印は、その後に再び国営化になったあとに政府が発注したレールです。
作成 : 2009/10/31 23:00
タグ : アメリカ,イギリス,レール,レールセンター
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